■ <第24回 夏の定番メニュー「牛肉のツナソースがけ」> (2008/05/10) <バックナンバー> イタリア料理で、夏向けの冷たいメニューと言えばよく聞くものに「冷製パスタ」がありますよね。細いスパゲッティを使ってトマトや魚介類と合わせたものは、日本のレストランでもよくみかけることと思います。また、以前にご紹介した「インサラータ ディ リーゾ」、冷たいライスのサラダも有名です。では、メイン料理で冷たく冷やしたものってあるのでしょうか? 実は、イタリアのどこでもスーパーマーケットのお惣菜コーナーでみかける家庭向きメニューがあります。仔牛肉をゆっくり煮込んで冷やし、冷たいツナのソースをかけた「Vitello tonnato」(ヴィテッロ トンナート)。イタリア人の誰もが口にしたことのあるメニューの1つです。今日は、その作り方をご紹介しましょう。煮込み時間は長いですが、手間はほとんどかかりませんので、時間があるときに作り置きしておくといいでしょう。 <材料> 4人分 <所要時間> 約1時間15分(うち1時間は煮込み。冷やす時間は別途) ・牛肉の塊 600g ・ツナ缶(小)1缶 ・マヨネーズ(外国製) 100g ・ケッパー(酢漬け)大さじ3 ・アンチョビ 3切れ ・レモン汁 1/2個分 <煮込み用スープ> ・セロリ1本 ・にんじん1本 ・玉ねぎ 1個 ・月桂樹の葉 1枚 ・セージの葉 2枚 ・丁子 2本 ・パセリ 1束 ・にんにく 1片 ・オリーブオイル 大さじ1 ・塩・胡椒 適量