■ <第22回 カルネヴァーレに欠かせないイタリアのお菓子「キアッケレ」> (2008/03/01) <バックナンバー> 2月は、イタリアのあちこちでカルネヴァーレ(謝肉祭=カーニバル)のお祭りが開催されます。有名なのは、ヴェネチアの仮装でしょうか。観光客で賑わうヴェネチアをガイドブックやテレビでも見たことがある方も多いでしょう。3月下旬のイースター(イタリアではPasqua パスクワと呼ぶ)の時期から数えて40日前に設定されているこの時期、子供も大人も仮装パレードをしたり、紙ふぶきを撒き散らしとおおいに楽しみます。あちらこちらのお店で仮装グッズも売られていて、見ているだけでも楽しい時期です。 そしてこの時期、スーパーやお菓子屋さんに並ぶのが、「Chiacchere キアッケレ」という揚げ菓子。サクサクっとした歯ごたえのビスケットのようなものに粉砂糖がたくさんまぶしてあります。子供たちにとって、この時期になるとこのキアッケレは欠かせません。特にクセのない味なので、みなさんにも抵抗なく楽しんでいただけるでしょう。ということで、今回はこのキアッケレの作り方をご紹介します。とっても簡単なのでカルネヴァーレ気分をぜひ一緒に味わってみてください。 <材料> 4人分 <所要時間> 所要時間 約15分 ・卵 1個 ・マルサラ酒 大さじ1(または、グラッパ、ヴィンサント酒で代用可) ・牛乳 大さじ1 ・バター 20g ・砂糖 大さじ1/2 ・小麦粉 300〜350g ・塩 ひとつまみ ・揚げ油 ・粉砂糖 1) ボールに溶かしたバターと卵、牛乳、砂糖、小麦粉、塩を入れて、マルサラ酒を混ぜながら、 手につかなくなるまでよくこねる。柔らかい場合には小麦粉で調節する。 2) 小麦粉をひいたテーブルの上で、再度生地をよく練って、麺棒で2mm程度まで延ばす。 3) 2)を10cm×5cmくらいに斜めに切る。 4) 揚げ油を熱し、生地を少しずつ揚げ、裏返して両面に焼き色をつけて、キッチンペーパーにとり、油をよく切る。 5) 冷めたらビニール袋に入れて粉砂糖を入れて、振りながらよくまぶす。 揚げ方のポイントは、すぐに表面が膨らんでくるので両面に焼き色が付く程度でOK。油から「パチパチ」という揚げている音が消えたら出来上がりです。1分もあれば揚がります。 ビニール袋の中でたっぷりの粉砂糖をまぶして召し上がってください。 レシピページは印刷用対応です<印刷する>