■ <第3回 夏の名物・Insalata di Riso (冷たいご飯のサラダ)> (2006/07/01) <バックナンバー> ただ今じめじめした梅雨時の真っ最中でしょうか。夏の日差しが待ち遠しいですね。 イタリアで夏の一品といえば、まず、どの家庭のマンマも夏バテした家族のために作る「インサラータ ディ リーゾ(冷たいご飯のサラダ」が挙げられます。暑くなり始めると、イタリアのスーパーのお惣菜コーナーにも必ず登場し、イタリアの家庭の食卓には欠かせない一品です。ピクニックやバーベキューなど、野外での食事にもぴったりで、「今まで食べたことがない!」というイタリア人はきっといないはず。 本来は、塩を入れた水で硬めに茹でたご飯を使いますが、日本人の家庭ならばどこにでもある炊飯器で塩を少し足し、水を減らして炊いてみてください。 また、私は固くなり始めたような冷ご飯を使ってしまうこともあります。冷蔵庫に残っている有り合わせの野菜や缶詰で、十分美味しく彩りもよく、栄養もたっぷりの万能な一品をこの夏、ぜひ試してみてください。 <材料> ・ ご飯(塩を入れた鍋や炊飯器で固めに炊く) ・ 具材(ハム、ソーセージ、エメンタールチーズ、コーン、ツナ、ゆで卵、ケイパー、 ピクルス、グリーンピース、トマト(種は取り除く)、オリーブ、ズッキーニ(生食できる小さいもの)、きゅうり などなど) ・ エクストラバージンオリーブオイル ・レモン汁 ・塩、こしょう 少々 1) 炊き上がったご飯を流水で洗い流し、水をよくきっておく。 2) 混ぜたい材料をすべて小さく切って1)のご飯と混ぜる。 3) エクストラバージンオリーブオイル、レモン汁、塩、こしょうで味付けし、軽く混ぜて盛りつけます。 お好みで、お酢やバルサミコ酢を加えると、よりさっぱりします。オリーブオイルは、出来る限り香りのあるものを選びましょう。 <ワンポイントアドバイス> 材料はお好みでどんな組みあわせにしても大丈夫。水分を十分きることだけ忘れないでください。チーズもエメンタールに限らず、くせのないものだったらOKです。 今回は、ハム、トマト、グリーンピース、ゆで卵、エメンタールチーズ、ケイパー、オリーブにバジルの葉を散らしてみました。 オリジナルな材料の組み合わせで、オリジナルの「インサラータ ディ リーゾ」をお試しください。例えば野外でのパーティなどで、ビールやスプマンテなど冷たく冷やしたお酒にもぴったり。また暑い時期の子どものお弁当にも最適です。 < 所要時間> ご飯があれば、5分。 レシピページは印刷用対応です<印刷する>