■ <第2回 ピエモンテ州のお菓子・baci di dama(バーチ ディ ダマ)> (2006/06/01) <バックナンバー> イタリアへ旅行に訪れたことのある方、またはイタリアのお菓子がお好きな方はご存じかもしれません。 ” Baci di Dama” ピエモンテ州で昔から作られているお菓子で、意味は「貴婦人のキス」。女性がチュッっとするようなおちょぼ口で食べられる大きさ、という意味からきていると言われています。今回はそれを作ってみました。 <材料>約30個分 <所要時間>約40分 ・ 小麦粉 100g ・ 片栗粉 100g ・ 皮を剥いたアーモンド 80g(粉末やスライスでもOK) ・ バター 100g ・ 卵 半個 ・ 砂糖 大さじ1 ・ 粉砂糖 75g ・ お好みのビターチョコレート 板半分 1) オーブンやフライパンで炒ったアーモンドに砂糖大さじ1を混ぜてフードカッター等で粉末にする。 2) ふるいにかけた小麦粉と片栗粉、1)のアーモンド、粉砂糖、卵をボールに入れ、常温で柔らかくしたバターとともにフォーク等で混ぜたあと、手でこねる。硬さは写真のような感じで手にくっつかない程度。サクサクな手触りが目安です。 3) 2)を2cmくらいの棒状に伸ばし、1cm幅くらいに切り、丸める。 4) 3)をオーブンシートを敷いたオーブン皿に間隔をあけてのせる。 5) 170度に温めたオーブンで約15分ほど、表面が軽く焼けた色合い程度まで焼く。 (ちなみに、 意外と大きく膨らむので、4)でのせる時の間隔は重要です。下写真のようにくっついてしましました(笑)) 6) 焼いた半円状のものが冷めたら、湯せんで溶かしたチョコレートを多めに塗って 2つくっつけて球状にして、チョコレートが固まったら出来上がり。 <ワンポイントアドバイス> オーブンの温度が高すぎると、半球がぺたんこになる可能性があります。焼いているときにはオーブン内を観察してください。今回は小さい袋に少しずつ入れてラッピングしてみましたが、1つ1つをキャンディのように包んでも素敵です。 サクサクっとした歯ざわりとしっとり感が決め手。アーモンドの香りも生きています。もちろんエスプレッソに合いますが、甘い食後酒にもぴったりですよ。 レシピページは印刷用対応です<印刷する>