■ <第18回 新鮮な魚介類をたっぷり使ったPescatore(ペスカトーレ)> (2007/10/01)<バックナンバー> アサリ、イカ、エビ・・・これらの新鮮な海の食材は、イタリア南部地方でふんだんに使われ、前菜からメイン料理まで数々の美味しいイタリアンとなりますが、もちろんこれらは日本でもとても身近な食材ですよね。と、いうことは、イタリア南部で作られる魚介類を使ったイタリアンが日本でも手軽に作れるということ。その中でも私が大好きなPescatore(ペスカトーレ)というパスタ料理を今回はご紹介したいと思います。アサリのダシ汁が決め手のこの一品、”アサリの酒蒸し”を楽しむ日本人にもぴったりのお味です。トマト味に仕上げますので、子供たちにも大人気です。 <材料> 4人分 <所要時間> 15分 ・アサリ400g ・イカ200g(大きなものでも小さなものでもOK) ・エビ20尾(ブラックタイガーサイズ) ・にんにく1片 ・白ワイン100cc ・エクストラヴァージンオリーブオイル 大さじ4 ・イタリアンパセリ 一掴み ・赤唐辛 1本 ・イタリア産トマト缶 1缶 ・塩・胡椒 適量 ・ロングパスタ 320g 1) にんにくをみじん切りにし、オリーブオイル大さじ2をゆっくり熱した大きめのフライパンに入れて、香りを出す。 赤唐辛子は種を除いて、大きいまま入れる。 2) 砂だしをして貝の表面をこすり洗いしたアサリを1)のフライパンに入れて、1分ほど炒める。 その後白ワインを加えて蓋をして強火で、貝を開かせる。 3) アサリが開いたら、アサリのみを取り出し、半分は貝から身をはずしておく。 赤唐辛子はこの時点で取り除く。 4) イカは下処理し、皮もむき、足も全て適当に一口サイズに切る。エビは尻尾の部分まで殻をむいておく。 5) アサリを取り出しただし汁で、4)のイカとエビを煮て、火を通しトマト缶を開けて混ぜ合わせ、塩・胡椒で味付けする。 6) パスタを塩を入れたお湯でアルデンテに茹でる(通常茹で時間よりマイナス2分)。 7) 5)のソースに、取り出しておりたアサリと、6)の茹で立てパスタをあえて、パセリのみじん切りを散らし、残りのオリーブオイルをかけて出来上がり。 所要時間は、パスタの茹で時間を上手に組み合わせれば15分ほど。ポイントは、にんにくのみじん切りとともに、アサリを蒸す前に少し炒めることと、食べる直前のオリーブオイル。 あっさりした魚介類のパスタにもかかわらず、こってりと仕上げるのがコツ。そのほうが、魚介類のダシが生かされます。 パスタはロングタイプの余り太くないものがいいでしょう。写真のフェットチーネ(幅広パスタ)は少々大きすぎました。通常のスパゲッティやタリアテッレがベストかと思います。 レシピページは印刷用対応です<印刷する>