■ <第9回 「カタクチイワシ」を使った、本格イタリアンのご紹介> (2007/01/05) <バックナンバー>
イタリアでお魚を使った料理と言えば、やはり新鮮なものが手に入りやすい南イタリア地方料理が多いようですが、新鮮な魚と言えば、やはり日本にはかないません。流通の良さを考えても、どこでも新鮮で美味しい魚が一般家庭で手に入るすばらしい国だと思います。
その中でも、安くてどこででも見かける「カタクチイワシ」を使ったイタリアンレシピをご紹介します。おせち料理にも欠かせない「田作り」で使われる、日本では昔から重宝されているカタクチイワシ。地方によってはシコイワシとも言われます。イタリアではAlici(アリーチ)と呼ばれ、昔からアンチョビに加工して多く使われてきました。異なった国であるにも関わらず、昔から人間の生活には欠かせない存在だった魚だと思うと感慨深いですね。
<料理名> Alici con patate e pomodorini (イワシのポテトとトマト添え)
<材料> 4人分
<所要時間> 約15分(イワシの下処理時間を除く)
手開きしたカタクチイワシ 約300g
じゃがいも 2個
プチトマト 10個〜15個
玉ねぎ 1個
ドライタイム 小さじ1
ドライフェンネルの種 小さじ1
エクストラヴァージンオイル 大さじ3
白ワイン 適量
塩・胡椒 適量
1) カタクチイワシは手開きして下処理しておく。開いてあるものを購入してもOK。
2) じゃがいもは皮を剥いて、サイコロ状に。玉ねぎは薄切りに。トマトは半分に切る。
3) フライパンにオリーブオイルを入れ温め、じゃがいもと玉ねぎをゆっくり炒め、じゃがいもが柔らかくなったらタイムとフェンネルの種を入れ、香りを出し弱火で3分ほど炒める。
4) 3)に完全に火が通ったら、イワシとトマトときれいに並べ、塩・胡椒で味をつけて蓋をして白ワインをふりかけて弱火のまま7、8分蒸す。
せっかくきれいに並べて作っているのですから、フライパンのまま食卓に出して、取り分けて食べるのもOKです。そして温かいうちにお召し上がり下さい。お好みで食べる直前に少しオリーブオイルを注いでもいいですよ。キンキンに冷やしたスプマンテ(発泡性白ワイン)と共にみんなでわいわいと楽しみたい一品です。 |
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