■ -第2回-FRASI E PEZZI (コマ切れの文) (2006/07/03) <バックナンバー>
お久しぶりでございます。ImpariamoPiacevolmente待望の(←自分で言うな!)第2回目。今日もまたLeo君、Laraちゃん達と一緒に楽しくイタリア語をお勉強しましょう。
今回のタイトルは『FRASI A PEZZI (コマ切れの文)』。
イタリア語を読み書きする際に大切な、文の構造についてのお勉強です。
まずはこちらを見てください。
ひとつの文は、「主語となる部分」「動作をあらわす部分」「目的語となる部分」などなど、いくつかのブロックに分けることができますが、そのブロックのことをイタリア語文法ではSintagma(句)と呼びます。
上の2つの図にある文の場合、
Il pappagallo(主語となる句)
esce(動作を表す句)
dalla gabbia(場所を表す句)
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Lara(主語となる句)
gioca(動作を表す句)
con Luca(動作を補足する句) |
と、分けることができますね。
Sintagmaは一つの単語のときもあれば、いくつかの単語が集められて構成されている時もあります。
一読しただけでは意味がわかりにく長い文章でも、じっくりと個々のSintagmaに分けて構成を読み取ってみれば、案外すんなりと理解できるものです。
ブロック分けするときには、
「Chi?(誰が)」
「Che cosa fa?(なにをする)」
「Dove?(どこで)」
「A chi?(誰に)」
「Quando?(いつ)」
「Come?(どのように)」
の、いわゆる5W1Hに注目するとわかりやすいでしょう。
では、練習問題を解いてみてください(わからない単語があったら、vocabolario(単語集)をご覧ください)。
Dividi i frasi in sintagmi.(文を句に分けましょう)
I.
例) Il pesce nuota nel mare.
chi? che cosa fa? dove?
il pesce nuota nel mare
1) Il cane abbaia a tutti.
chi? che cosa fa? a chi?
______ ______________ ______________
2) Gli uccelli migrano in autunno.
chi? che cosa fa? quando?
______ ______________ ______________
II.
例) Il lupo mangia Cappuccetto Rosso.
Il lupo / mangia / Cappuccetto Rosso.
1) Il padre di Cenerentola si risposa.
2) Mamma orsa aveva portato i suoi cuccioli al fiume.
3) Un giorno le lepri si radunarono per lamentarsi dei cacciatori.
III.
Osserva i disegni e scrivi la frase rispondendo alle domande.
(絵を見て、質問に答えながら文を作りましょう)
最後はバラバラになった句を、意味のある文章になるように並べなおす練習です。
IV.
Ricomponi le frasi.(文を組み立てなおしましょう)
例)suonera` / del paese / questa sera / la banda
La banda del paese suonera` questa sera.
1) la leonessa / i suoi cuccioli / nella savana / osserva
2) a palla / giocano / in giardino / tanti bambini
3) e` arrivato / il ciclista / per primo / al traguardo
4) in palestra / Cinzia / con i suoi amici / gioca
いかがでしたか? 解答はこちらのページです。
a. Facilissimo! E` stato un gioco da ragazzi!!(簡単簡単!お茶の子さいさい。)
b. Cosi` cosi`. (まあまあ。)
c. Difficile! Ho sudato sette camicie.(難しー。すごく頑張らないとダメだった。)
自己採点はどれでしたか?
「どうしてこういう答えになるの?」という質問や「この問題は別の答えかたもできるのでは?」なんていうご意見もお待ちしています。
次回の講座でも、また文の構成についてお話しする予定ですので、お楽しみに。
ではでは、A presto!!
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