■韓国の映画 (2003/09/05)
いくら私がイタリア好きでも、メイドインイタリーなものばかりを溺愛しているわけではありませぬ。(誰もそんなこと言ってないか。)
”他に行きたい国はないの?”って聞かれたら、”ないことはないけどやっぱりイタリア”と答え、”お酒は何が好き?”と来れば”ワイン!それもやっぱりイタリア”と返し、さすがに外食はイタリアンは5回のうち1回くらいだけど、”そのバッグいいね。どこの?””モノ・エディション(イタリア直輸入セレクトショップ)”。好きな音楽は?””イタリアンポップス”。そんなこんなで呆れられる私ですが、映画、特にラブ・ストーリーは、”韓国!”と答えます。
また映画ネタで失礼します。
4年前に上映間もない「シュリ」を見ていたく衝撃を受け、2年前にはイタリア語で”海”という意味の「イル・マーレ」という題名だけに惹かれ、映画館に吸い込まれて見たら、これまた心がプルプル震え、さらに主演の「イ・ジョンジェ」に恋して、今や彼が主演の作品「情事」も「インタヴュー」も「ラスト・プレゼント」もDVD持ってます。
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お国柄、派手なラブ・シーンもなく(「情事」はタイトルそのままになかなか冒険的ですが)、総じて”ピュア”です。胸がキュンキュンうなります。遠の昔に置いてきてしまった、自分にもあったはずの純真な心を呼び起こしてくれます。せつないです。
はっきり言ってストーリー自体に目新しさはありません。「ラスト・プレゼント」も「八月のクリスマス」も「エンジェル・スノー」も誰かが病に冒されるので先は読めます。でも、心の壁にこびりついていたひだが、ひらひらと揺れて溶けていく感覚が味わえます。あっ、あくまでも私が、ですが....
加えて「イル・マーレ」は、映像も音楽も素晴らしくきれいです。 |
「猟奇的な彼女」。タイトルにだまされて、おちゃらけものかと見ないでいたら、とんだことでした。「イル・マーレ」のチョン・ジヒョンと同一人物とは思えないイメージのギャップも楽しめますが、ストーリーも素敵。エンディングはもっと素敵。キョヌ役の彼もぴったり。それにしても、韓国の男性というのはみんなあんなに強くて優しいのでしょうか。どの映画も優しすぎる。イタリア男も真っ青です。(と言うより、イタリーニはオンナ好きなだけ?)
今話題沸騰の「冬のソナタ」も初めから見なければ。。あぁ忙しい。(後日談:しっかりどっぷりはまりました)
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