食事会の終盤に我々だけ抜けさせていただいて、アロマチョコの買い付けに行ってきました。去年郊外にオープンしたばかりの手作りショコラ店、Le Rotte del CacaoはMARIが見つけてくれて、チョコのセレクトも彼女にまかせていたのですが、今回はどうしても直接ご挨拶したくて念願がかなうことに。奥さんのパオラがショコラティエで、お店を仕切るご主人と助っ人のお母様との3人4脚で運営されています。二人ともとーってもシンパティチ(いい人)!お店もかわいい!チョコたちも美味しい!
▲さぁ、この旅最後を飾るプランツォ(昼食)です。ここは、宮本さやかさん著「北イタリアで美味しいものを食べる」で”オッソブーコの美味しい店”で紹介されていました。店内は、夜なら絶対1人では入れないであろうクラシックでエレガンテなムードで満たされています。ピシッと糊のきいた真っ白なリネンが眩しいほど。席を案内されてメニューを開くと、思わず苦笑。イタリア語の下には英語と日本語表記が印刷されています。どうも私の場合、イタリアのリストランテで出会う日本語表記にあまりいいイメージを持てないんだなぁ....。聞いてみると、夜は毎日のように2テーブル分の日本人客が来るそうな。けっこう高級店だから、駐在ビジネスマンの接待用、といったカンジかしら。
気を取り直して、赤ワイン(デキャンタがないのでグラスで好きなだけというシステム)と本日のスープ(ズッキーニとポテトとキャベツのスープ)と、もちろんリゾット添えオッソブーコをオーダーしました。スープは最高。ほっとしてかつ上品。野菜スープ特有の粗野な感じが全くない洗練されたお味でした。オッソブーコもさすがに美味しい!まさに骨の髄までなめるようにしていただきました。ただ、リゾット アッラ ミラネーゼが一口目は美味しい!と思ったものの、少し塩がきつい。同じミラノ伝統料理が美味しい老舗店なら、やっぱり我がお気にのAntica Trattoria della Pesaがペルフェット(完璧)かな。
▲食後にカッフェをたのんだら、素敵なアーモンド菓子がついてきました。こういうのって、けっこううれしいんだなぁ..(なんて現金)。お会計をどきどきして待ってたら、案の定56ユーロ(約7,800円)なり。しかもサービス料なしでこのお値段よ。だって、オッソブーコだけで23ユーロ(約3,200円)だもんねぇ〜。カード払いでチップを5ユーロ書き込んでしめて61ユーロ(約8,500円)!!きゃーっ、贅沢っ。
続々とビジネスマンらしき数人連れが入ってきました。野菜のフリットも美味しそうだなぁ....。(もう二度と来れないよっと言いきかせつつ)
ALFREDO GRAN SAN BERNARDO
Via G.A.Borgese,14 (地下鉄最寄り駅なし。ガリバルディ鉄道駅から東に1.5キロほど。チェントロからタクシーで6ユーロほど) tel; 02-33-19000 日曜休
これにて、2005年秋の買い付け旅日記はおしまいです。
今回は、初めて、ミラノ駅からマルペンサ空港へのリムジンバスで、名残惜しさに思いふけることなく乗った瞬間に爆睡してました。疲労の度合いをひしひしと感じた次第です。あと何度こういうカタチで渡伊できるか分かりませぬが、皆様末永きご声援のほど、よろしくお願い致しまする〜