■<23/Gennaio(1月)/2001> a Venezia <2001年1月23日(火)>
昨日のフランチェスコとの長距離坂道ウォーキングによるお尻の筋肉痛で、朝ベッドから出てしばらくはヨタヨタ歩き..... あぁ、情けない....
しかも、今日はVENEIZAに行く予定なのに、ついに小雨がぱらぱら....
どうも私はVENEZIAと天気の相性が悪いらしい,,,,
しかし!気をとりなおして、重いお尻を引きずりながら、午前中店を2、3軒チェックした後、12時5分発のIC(インターシティ/特急)に乗ります。3時間かかってようやく15時ちょうどにVENEZIAのサンタ・ルチア駅に到着。
もう慣れてるもんね〜とばかりに、ささっとヴァポレット(水上バス)の切符を買い、ささっとサン・マルコ広場へ行く為に82番の乗り場に行き、ちょうど来たヴァポレットにまたささっと乗りこみました。
Ma!!(しかし!!)、ちょっと慣れてるからって確認しないのはやっぱりいけません。
なんとリアルト橋などを通る最短コースとは逆向きの、遠回りコースのに乗ってしまったのでした。
しかも、滞在時間は3時間くらいしかない、この急いでる時に限って....
でも、しょうがありません。
日頃通らないコースの景色を見て心を落ち着けます。
ジューデッカ運河側から見たサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(丸いクーポラが少しだけのぞいてる)。
しかし、お天気さえ良ければ言うことないのになぁ....
最短コースの倍の時間かかって、サン・マルコに到着。 |
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もう既に冠水も引いた後で(11/16の日記を参照)、渡り廊下の残骸は残っているものの、サン・マルコ広場もこの通り♪ |
▲繊細でかわいいガラスモノがいっぱい♪ |
▲夕方からの街のライトアップもきれいです。
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今回は、店を回りながら歩いて駅まで戻ることにしたのですが、お店自体が広場やリアルト橋などの主要個所の周りにしかなく、あとは細くて暗くて寂しい道が続くだけ。
しかも、人通りの多いところにはたくさんある”←Stazione(駅)”や”S.Marco(サン・マルコ)→”の表示も、極端に少なくなって、何度も何度も迷子になりました。
一人でしかも遅い時間になりそうなら、主要なところからヴァポレットに乗って帰ることをオススメします。
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あ〜心細かった....... |
あと、駅のそばのお土産物屋さんの方が、同じモノでも安いというのが今回の発見でした。
ムラノ島の大きなメーカーのものなら上代は決まってるのでしょうが、小さなところのものなら、けっこうその店々で値づけをしているのではないでしょうか。
ただ、いかにもお土産屋さんというところより、オリジナルで自分の手作りのモノを出してるお店を見つける方が楽しいですね(少ないですが...)。
今回は、時計とフォトスタンドとオブジェとコルク栓をGET。
3時間もかかって来て3時間しか滞在せず、まるで東京〜大阪日帰りの旅っていうカンジです(笑)。
18時発TORINO行きのICに乗って、MILANOには21時着。 ふぅ〜おつかれさま〜
一旦ホテルに戻り、フロントの人に”近くで美味しい店”と聞いて行った、今回の旅の最後の晩餐のリストランテは、本当にホテルから30mほど歩いたところにある”Giglio Rosso(ジリオ ロッソ)”。
場所柄、ビジネスマン風外国人や一人客が多く、さすがに女一人客はいませんが、もうこれも慣れっこです。
Prosciutto di Parma(パルマ産生ハム)とSpaghetti alla Vongole(あさりのスパゲティ)とVino Bianco della casa(ハウスワインの白)を2分の1本いただきました。けっこうクラッシックな正統派イタリアンというカンジで、Buonoでした。
隣りの席に運ばれてきた、ワゴンに山盛り乗せられたドルチェがまた美味しそうで、カメリエーレに笑顔で、 ”Anch'io!(アンキーオ!/私もぉ!)と頼んでしまいました。
たまたま指差して選んだのが、ドライフルーツが入ったスポンジケーキにカスタードクリームがはさんだもので、これがまた美味しくて、”Come si chiama?(コメ スィ キアーマ?/なんていうケーキですか?)と聞くと、”ミラネーゼ”と教えてくれました。ミラネーゼ。なんて優雅な名前でしょ♪ あと、Caffe`を頼んでしめて59,900リラ(約3,500円)。
カメリエーレはアインシュタインの顔に似ていて楽しかったし、親切だったし、お店の雰囲気もよかったです。
”Giglio Rosso”
Piazza Luigi di Savoia 2 tel: 02-6696659 お休みは土曜、日曜の昼
(中央駅を出て左手約50mのところ。ミケランジェロホテルの前辺りです。)
つい最近、小耳にはさんだことですが、EU統合に伴って、もう何年かすると、イタリアから釜焼きのピザや樽で熟成されたワインや昔ながらの製法で作られてきた生ハムやチーズなどが消えるとか....
ちょっとにわかには信じがたいことですが、合理化、統一化の波に本当にイタリアものまれていくのでしょか.... 詳しいことはよく分からないので、どなたかご存知の方は教えてください。
ふっと、数年前にトスカーナやピエモンテのワイナリーを訪ねたことを思いだし、ただただ美味しいワインを作ることに誇りをもっていた作り手たちの生き生きとした表情が思い出され、それが消えないことを祈るばかりです....
今回の旅はこれでおしまいです。
そして、これを書いている今日は4月14日。なんと明日、第5回目の買付けに行ってきます。
ホントぎりぎりでしたぁ.....
というわけで、Ciao Presto!!
*Veneziaの過去の旅はコチラ!2000年10月
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